
(4)いろいろな場所・角度から『MyTree』を観察する。(下から、上から、遠くから)
(5)『MyTree』の近くには、どんな生物(動物・植物)が生活しているか、あるいは、生活していたか。(その木からおよそ半径5〜6mを調べる。)
(6)その他:気がついたこと、疑問に思ったこと(なんでもOK)
(7)『MyTree』全体をスケッチする。
この実践では、年に2回ほど、『MyTree』の特徴やその変化を学級の仲間に紹介し、その紹介してくれた友だちの話をもとにして、イメージをふくらませながら、その木を二人で探しに行くという活動も行っています。この活動も生徒たちに人気があります。
同じような実践をしている方もいると思いますが、何かの参考にしていただければ幸いです。

3−2 「国際理解教育基礎コース」ファシリテーター体験に学ぶ
最後に、私が、ERIC(国際理解教育センター)主催の「国際理解教育基礎コース」'95年度連続セミナーの第2回「PLT(木と学ぼう)」のファシリテーターをさせていただいたときのプログラムの概略を述べます。このプログラムの中のいくつかの活動は、小学校や中学校の『環境教育』の中で、すでに実践されているものだと思います。なお、この日のセミナーは、昼食を含めて約7時間のものでした。
《伝えたいこと》
・ 木を通して、自分自身と世界とのつながりに気づき、考えてほしい。
・ 人間は自然の一部のはずなのに、自然のことを知らないことが多い(自然に対する勝手な思い込みや偏見をもっている)。
・ 人はそれぞれ違った考え(価値観)をもっている。
・ 一人で考えるよりも、みんなで考えると素敵なアイティアも生まれてくるし、楽しいよ!
《プログラムの流れ》
【アイスブレイキング】
* 自己紹介やゲームなどを通して、参加者の緊張感をほぐし、温かく受容的な雰囲気をつくる。
* PLT(木と学ぼう)の導入になるような内容とする。
?@「フリーウオーク+握手+自己紹介」
・ フリーウオーク
・ フリーウオーク+握手
・ フリーウオーク+握手+自己紹介(どんな動機で、何を期待して参加したのか等)
?A「はじめまして」
・ 自分の好きな(木」または「植物」の特徴や思い出を箇条書きにする。
・ 書いてある特徴や思い出からその「木」または「植物」の名前をあてる。(2人1
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